1■妊娠したくない人に「安全日」はない 排卵はいつ起こるかわかりません。また、精子や卵子はときにかなり長期間の受精能力をもちます。 よって、「安全日」と言われるような時期のセックスでも、妊娠することはままあります。 (関連ページ……Q1、Q4、Q16、Q29、Q30) 2■「いつもの周期」はあてにならない これまでの周期がどんなに安定していたとしても、それは「今まではそうだった」というだけです。 過去の周期日数からは、正確な次回生理予定日はわかりません。 (関連ページ……Q1、Q30、Q37) 3■100%完璧な避妊法は存在しない どれだけ丁寧に避妊しても、妊娠することはあります。 セックスをする以上は、妊娠の可能性が0になることは決してありません。 (関連ページ……Q1、Q4、Q5、Q6、Q9、Q10、Q21、各種避妊法の失敗率と選択例) 4■自覚症状で妊娠を判断することはできない 自覚症状は個人差が大きいものです。どんな症状が出るのか出ないのか、出るとしていつからか、人によって異なります。 また、妊娠以外の原因でも起きることがあります。妊娠の判断基準にはなりません。 (関連ページ……Q7、Q11、Q12、Q25) 5■基礎体温がわからない場合は、「心当たりのある日から3週間後」に検査薬を使うのが確実 一般的な妊娠検査薬が指定する検査日目安「生理予定日の1週間後」とは、本当は「排卵の3週間後」のことです。 基礎体温法など、排卵時期をその周期ごとに確認する方法をとっていないと、これがいつなのかわかりません。 よって、「セックスのあったころに排卵が起きていたら」と仮定し、セックスから3週間経ったのち検査するようにします。 (関連ページ……Q1、Q2) 6■セックスの直後に妊娠するわけではない 「受精=妊娠」ではありません。受精卵が子宮内膜に着床して、はじめて妊娠となります。 受精から着床に至るまでには時間がかかります。セックスしたとたんに妊娠するようなことはありません。 (関連ページ……Q7、Q11、Q43、事後緊急避妊についてはQ10) 7■妊娠でなくても、無月経を放置するのは禁物 無月経が続くと、女性ホルモン分泌の不足が続きます。思わぬ体のトラブルに繋がります。長期間放っておかず、婦人科へ。 (関連ページ……Q15) 8■不正出血の原因の特定は、自力では不可能 生理以外の出血には、非常に様々な原因が考えられます。妊娠に関係する出血もあれば、そうでないものもあります。 基礎体温グラフから多少見当をつけられることもありますが、特定には医師の力が不可欠です。 また、「生理だと思ったものが実は生理ではなかった」/「不正出血かと思ったが実は生理だった」ということも珍しくありません。 重要なのは、「外見だけで判断しようとしないこと」です。 (関連ページ……Q8、Q19、Q20、Q27) |