■予定日予測の方法が「いつもこのくらいで来るから」「体調で何となくそんな気がしたから」というだけのかた■
　予定日の勘違いが非常に起きやすくなります。
　本来、正確な生理予定日は、基礎体温をつけたり排卵検査薬を使うなど、排卵時期をしっかり確認しないと予測できません。
　通常、「排卵から次回生理予定日までの期間」は一定であるからです。排卵が狂うと、生理予定日も一緒にズレています。（関連情報：Q1、Q6など）
　「いつもの周期」「体調」はあてになりません。

≪参考：誤った排卵日判断（間違える恐れが強い）の例≫
　「“いつもの周期−2週間”が排卵日」（関連情報：Q30）
　「生理開始日から2週間後が排卵日」（関連情報：Q30）
　「生理終了後1週間で排卵日」（「生理開始後2週間で排卵」から派生したものか？）
　「おりものが増えた/卵白状のおりものがあったら排卵日」（関連情報：Q36）
　「排卵痛があったら排卵日」（痛みがあれば排卵、とは限らない）
　「排卵出血があったら排卵日」（関連情報：Q8）

■基礎体温をつけているかた■
　「高温期が約2週間続いたあと」が正しい生理予定日です。
　基礎体温は排卵時期付近を境にして低温から高温に移りますから、低温期が延びた（＝排卵が遅れた）場合、生理予定日もそのぶん先になります。
　たとえ周期日数がいつもより長くなっていても、高温期が約2週間（12〜16日間）に達していなければ、まだ生理予定日ではありません。
　高温期が2週間をこえて続いている場合は、妊娠が疑われます。しかし、直前のセックスではなく、もっと以前のセックスによる妊娠と考えるのが妥当だと思います。
　（関連情報：Q6など）

■排卵検査薬を使用しているかた■
　「陽性反応を確認してから約2週間後」が生理予定日です（長期間続けて陽性が出続けた場合は、反応が見られなくなってから約2週間後と考えてよいかと思います）。約2週間（12〜16日間）が過ぎるまでは、生理予定日ではありません。
　基礎体温と併用している場合は、ひとまず体温グラフを優先してください。
（高温期が約2週間程度持続したあとが生理予定日となります。上記「基礎体温をつけているかた」もご覧ください）