Q15:妊娠していないのに生理が止まることはありますか。 A15 :あります。 【ホルモンの乱れによる無月経】 ダイエットをしていたら生理が止まってしまった、という話が多くなりました。 以前の体重の10%以上、または5kg以上の減量があり、無月経の状態になったものを「体重減少性無月経」といいます。 体重や食生活を元に戻しても回復するとは限らず、ホルモン治療が必要になる場合があります。 体重減少性無月経の予防策としては、無理なダイエットをしないことが一番です。 極端な食事制限をせず、充分に運動し、長期戦で少しずつ体重を落としていってください。 無茶なダイエットで「衰える」のではなく、健康的に「痩せ」たいものです。 また、ストレスによってホルモンが乱れ、生理が止まることもあります。 これもやはり、「ストレスがなくなれば正常に回復する」とはかぎりません。 【無月経の放置は危険】 無月経が長期にわたると、女性ホルモンの分泌不足が続くため、 ・子宮や卵巣への悪影響 ・早期閉経 ・骨量の低下 ・コラーゲン低下 ・コレステロール上昇 …などの深刻な問題につながります。(つまり、早く老けるということですね…) 妊娠でなくても、生理が止まった状態を放置するのは危険です。 「無月経」とは生理が3カ月以上停止している状態を言います(関連情報:Q27)。しかし、2ヵ月も止まったら要注意と考え、婦人科または産婦人科を受診してください。 長く放置しておけばそのぶんだけ、治療も長く、難しくなってきます。 仮に、放置しておいて出血が回復したとしても、それが正常な生理である保証はありません。 なお、妊娠の可能性がある(過去にセックスをした)場合は、正しい時期に妊娠検査を行なってください。 ストレスやダイエットなど、生理の狂いを招きうる原因にいくら心当たりがあっても、妊娠検査は怠らないようにしてください。(関連情報:Q1) |
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