Q39:生理が来ないので気になり、最近初めて基礎体温を測り出しました。これはどのくらい役に立ちますか。 A39 :体温の値は、だいたい ■低温=普通に測った平熱と同じくらいの体温 ■高温=その低温値よりも高い(ばらつきがありますが、おおむね0.5℃前後?)体温 という感じになることが多いようです。 基礎体温グラフは、3周期以上継続して作成されていることが望ましいといわれています。 が、測定を始めて間もない頃でも、つけはじめた日〜現在までの体温の動きから、ある程度の参考材料にはなることがあります。 (※注…日ごろから毎日測定をしている人でも、体温だけで全てがわかるわけではありません。 つけ始めたばかりの人なら尚更です。体温のみを頼りにせず、妊娠検査は正しく行なってください) 以下のようなパターンが考えられると思います。 【(1)つけはじめた日が低温で、現在も低温のまま】 まだ排卵が起きていないか、その周期が無排卵である可能性があります。 基礎体温は通常、排卵時期付近を境にして低温期から高温期に移るためです。 【(2)つけはじめた日が低温で、その後高温らしき体温に移行した】 体温に動きのあった時期が排卵時期だった可能性があります。 妊娠していなければ、高温期は約2週間(12〜16日程度)で終わり、体温低下とともに生理になります。 妊娠すれば、3週間以上高温が続きます。 【(3)つけはじめた日が高温で、現在も高温のまま】 既に高温期に入っている可能性があります。 高温期は、妊娠していない場合は約2週間(12〜16日程度)しかありません。 しかし、つけはじめから既に高温だった場合は、いつから高温期に入っていたのかわかりません。 ということは、妊娠していないとしても、生理が来るまでには最大約2週間待たねばならない可能性があります。 【(4)つけはじめた日が高温で、その後低温に下がっている】 ★開始日に発熱・検温ミスなどがあり、たまたま高温を記録したものの、実際は低温期である ★つけはじめた頃に高温期が丁度終わっていた(この場合、正常なら生理の出血があるはずです) ★ホルモン状態の乱れなどがある というようなことが考えられると思います。 【(5)ガタガタで読み取れない/高温とも低温ともつかない体温が続いている】 検温に慣れないため、うまく測定できていない可能性があります。ホルモン状態の乱れもありうるかと思います。 ((1)〜(5)関連情報:Q6、Q14) ★★★妊娠検査は「心当たりから3週間後」に★★★ もともと基礎体温は、つけはじめは不慣れのため安定しないことが多いものです。体温グラフはほんの参考程度と考えておいてください。 妊娠検査は、体温がわからない場合と同様、とりあえず「セックスのあった日から3週間以上」経過するのを待って行なってください。(※この場合の「心当たり」とは、避妊をしたセックスも含みます。100%確実な避妊法は存在しないためです) (関連情報:Q1) 検査前に生理らしき出血があっても、念のため、出血が終わったら検査薬をお試しください。 (妊娠していても出血することがあるためです) (関連情報:Q8、Q28) |
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