Q13:妊娠や病気が気になりますが、病院に行きたくありません。

A13 :「病院へ行くのがこわい」、「妊娠を知るのがこわい」、あるいは「妊娠でなかったら嫌なので行きたくない」という声をしばしば耳にします。

 しかし、妊娠であれば(出産にしろ中絶にしろ)早期に対処すべきです。
 また、妊娠以外の原因で生理が止まっているとすれば、そこにはどんな原因があるかわかりません。
 放置していると、取り返しのつかないことになりかねません。病気でも同じです。
(関連情報:Q15Q17

 婦人科・産婦人科は行きにくいようなイメージを抱かれがちです。
 しかし、内科などのように気軽に行って良い場所です。病気のこと、避妊のこと、生理のこと、なんでも相談できます。
(性感染症や妊娠のことで受診するのを家族に知られたくない、という場合は、「生理痛が強いから」「生理不順が気になるから」と言って出かけることもできます。(もちろん、嘘は良くありません。が、どうしてもというときはそういう方法がある、ということで))

 ただし婦人科にもやはり、病院によって良し悪しはあります。
 まず電話をしてみて、応対の雰囲気の良い病院を選ぶと失敗が少ないようです。
 予約制を採っている病院もありますので、その場合は雰囲気を確かめるついでに予約もでき、一石二鳥です。
 あとは、実際に受診してみて、先生や看護士さんとの相性が良ければ完璧でしょう。

 妊娠や病気は、自分ひとりでどうにかなるものではありません。
 ストレスなどによる無月経も、放置していて回復するとは限りません。(仮に出血だけ回復しても、ホルモンバランスはおかしくなったまま…ということもあります)
 病院での検査はきちんと受けるべきと思います。
(関連情報:Q18

 妊娠後や体のトラブル発生後にあわてて初診受付に走るのは、本来好ましいことではありません。
「日ごろから、ほんの些細なことでも相談できるような、信頼できるかかりつけの婦人科医をもつこと」
「それにより、トラブルをできるだけ予防すること(あるいは極力小さなものにとどめること)」
 が重要です。
 問題が小さいうちに婦人科を経験してみて、「この病院は合わない、行きづらい」と感じたら、ゆっくり別の病院を探すこともできます。
 妊娠後やトラブル発生後では、それが非常にやりづらくなります。

 


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